[浪人]

ウォッシャアアアアアッ−!!早稲田の過去問に突撃だぜッ−!!


※基本的に銃撃音やら迫撃砲やらの音をBGMで。


―そこは、地獄そのものだった―



「駄目だ!地雷(未知の単語)が多すぎる!これ以上進めません!」

「あの丘(段落)、あの丘(段落)を越えれば非戦闘区域(非読解分野)だが…」

「10時の方向から敵兵(未知の単語)です!距離200!」

「クソっ、あと五分しかないって時に…」

「距離70!処理し切れません!」

「全員後退しろ!いったん前の段落まで戻るんだ!」

「目的地を目の前にして…」

「この際時間は気にするな!目的地に到達することが最優先だ!急げ!早く後退し」

バスッ

「隊長ッ−!!衛生兵(辞書)−ッ!」

「6時の方向に敵兵(未知の単語)!」

「急ぎすぎて見落としたポイントか…後退もままならんか…どうやらここまでのようだな…」

「血が止まらない!もっと強く傷口を押さえて!(辞書で)」

「……」


「隊長ッ−!!」


過去問とはあまりにも凄惨な現実を突き付けてくるものだ。わすれてはいけない。段落の八割が訳せなかったことを。