最近駅前の再開発をやってるんですね。
で、駅に小学校低学年が描いたとおぼしき四十枚ぐらいの「こんな駅前だったらいいな」みたいなテーマの絵が飾ってあるのよ。その中で俺がこれはイイ!!と思った絵を紹介します。(注)画像はありません

優秀賞

タイトル:海の中の駅

その絵の中には、深い深い海の底に沈んだ駅があった。海の色は澄みきった青色ではなく黒に近い青。深海のようだ。しかし、そこに描かれた人々には苦痛の表情は無い。そして、この駅には線路が描かれてはいない。永遠に来ることの無い列車を待ち続ける人々。この絵は現在という時間に囚われてしまったにも関わらず、そのことに気づきもしない人間を静かに批判しているのである。

そして言いたい。

埼玉とイラクに海は無い

最優秀賞

タイトル:銀河系

もはや駅という一般的な概念を超越した作品になっている。タイトルは「銀河系」となっているにも関わらず描かれているのは太陽系。忠実に惑星の大きさなどが描かれている。何故この絵が「駅」を表しているのか。それは未来、宇宙進出をするであろう人類にとって、太陽系は「始発駅」なのである。また、駅とはまた戻ってくる場所でもある。人類がいかに宇宙進出の夢を果たそうとしても、地球からは離れられないということを示唆しており、地球環境の悪化に対して人類の帰還場所としての環境の再生を訴えているのである。

これを描いた奴は絶対大物になると思う。